☑ お知らせ

タイヤの点検項目

 お出かけ前に以下の「5つのポイント」をチェックするだけで、走行中のパンクや重大なバースト事故の大半を未然に防ぐことができます。愛車の足元をぜひ一度見回してみてください。

☑ 空気圧の確認!

 タイヤの空気は、車に乗っていなくても「1か月に約5~10%」の割合で自然と少しずつ抜けていきます。空気圧が不足したまま走ると、燃費が悪化するだけでなく、タイヤが異常発熱してバースト(破裂)する原因になり大変危険です。空気圧の点検は、走行前のタイヤが冷えた状態で行います。充填空気圧は、車両ごとに指定された値を基準とし、0~+20kPaの範囲内で調整します。一方、走行により発熱の影響を受けた場合、測定値が走行前に比べ20~30kPaほど高めの値を示すことを考慮する必要があります。掲載写真は、ガソリンスタンドでよく見かける、持運びが可能な、空気圧調節タンク式エアーインフレーターです。操作も簡単で、誰にでも空気圧チェックと調節が行えます。

☑ 残り溝の確認!

 道路運送車両法の保安基準で定められた使用限度は、残り溝1.6mmです。たとえタイヤの溝が2.0mmあったとしても、法律違反にならないからといって、それで安全というわけではありません。
 タイヤの溝は、路面の水を外へかき出すための「排水溝」です。特に雨天時の場合、溝が浅くなったタイヤは排水機能が働かずグリップ性能が低下し、事故発生の危険度が急激に高まります。

チェック方法】タイヤの溝の奥にある「スリップサイン(高さ1.6mmの突起)」を確認します。これが1箇所でも表面と同じ高さまで擦り減っていたら法律違反(整備不良)となり走行できません。安全のため、溝が3〜4mmまで減った段階での早めの交換が推奨されます。

☑ 異常な摩耗の確認!

 タイヤの中心部と両端部が均一に磨耗しているかを目視で確認します。空気圧が高すぎると中心部の減りが進み、逆に空気圧が低すぎると両端部の減りが進みます。偏摩耗が見られる場合、空気圧が適正でない可能性があります。また、車種によっても摩耗しやすい箇所が異なります。ミニバンなど重量のある車両は、外側が摩耗しやすく、一方、スポーツ車では、内側摩耗の傾向がみられます。必要に応じ、タイヤのローテーションや車種に応じた専用タイヤの装着が推奨されます。

☑ 亀裂や損傷の確認!

 タイヤ点検の際に釘や金属片が刺さっているのを発見された場合、異物を引き抜くことで急激に空気が抜ける恐れがあります。取り除く前に専門店にご相談ください。
 強烈な紫外線や経年によって発生する表面の小さなヒビは要経過観察となり継続使用に問題ありませんが、深部にまで達するような傷・裂け・ヒビ割れがある場合は要注意です。水分等の侵入によって、セパレーション(内部構造の剥離)の恐れがあります。
 また、タイヤ側面を道路の縁石等に接触させたことで生じるピンチカット(タンコブ状の膨らみ)がみられる場合は危険です。タイヤ内部のコードが切れている可能性があり、走行中に破裂し事故に繋がるおそれがありますのでご使用を控えてください。

【危険】タイヤ側面に生じたピンチカット

☑ スペアタイヤの点検!

 最近の車は、燃費や環境への配慮からスペアタイヤを搭載せず、パンク修理キットで対応するケースが増えています。一方で、セダンやSUV、四駆車などでは今でもスペアを標準装備し、また、オプションで選べる車種もあります。しかし、トランクの底などに長期にわたり放置されているため、空気圧チェックが最も忘れられがちなタイヤです。一般的なタイヤの空気圧が約200~240KPaなのに対し、Tタイプ応急タイヤの場合は、420KPaと約2倍の空気圧が指定されています。いざという時に「空気が抜けていて使えなかった」という事態を防ぐため、車検や定期点検の際にはスペアタイヤも必ず一緒に空気圧を補充しておきましょう。

トランク内に収納されている応急タイヤ